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高齢者のスポーツ・健康づくり地域活動等推進組織づくり事業

≪自主企画事業の実施≫
自主企画事業の活動紹介と視察レポート
レポートB さわやかサロン健心学
○事業名  さわやかサロン健心学
○視察時間 令和元年12月19日(木)/令和2年11月13日(金)
○活動場所 北広島市
○視察員  自主企画事業審議委員会委員 千秋憲博


1.命名の由来
 「体も心もすこやかに学び合うグループ」でありたいとの趣旨で命名されました。

2.地域の特性
 北広島市は、札幌のベットタウンとして誕生。2007年(平成19年)61,174人をピークに減少に転じ2020年10末現在58,119人となっています。
 全体は5つの地域(東部、西の里、大曲、西武、北広島団地)に分かれ65歳以上の高齢化率は30.2%となっています。
 特に1万5千人を抱える当地(北広島団地)は、住民の移動が少なく高齢化が進んでいます。

3.実施して居ての工夫、苦労している事
 茶話会、カラオケ、麻雀を毎月1回行い、食事会を年3回実施しています。参加者はイベントにより10名〜20名ですが、和気あいあいのグループです。
 団地内の方が多いのですが、地域が広く交通機関は北広島駅から団地内を巡る循環バスが30分に一本ありますが、不便で来れない方もいて、会長自ら一部会員宅への送迎もしていました。
 令和1年12月19日午後にお邪魔した時は、参加者は14名で「幸せなら手を叩こう」の全員合唱から始まり、会長の健康講話、能のトレーニング等楽しんでいました。
 コロナの流行で一時活動を中止しましたが、北広島市の感染リスクが小さい事と、会員からの「行くところがない」「会いたい」との要望があり、密にならない配慮をしながら再開していました。

4.実施の効果
 お互いの安否確認と、脳活セミナーが好評で、毎回歌で始まり歌で終わるとしいう、明るい会が作られています。
 令和2年11月13日にお伺いしたときはちょうど食事会。雑穀米とカレー、新鮮野菜サラダでした。
 カレーは2つの鍋を使って味の違うカレーを提供していました。一部の食材は会員からの寄贈、作るのは会員のボランティアそして、ソーシャルディスタンスをとり、おしゃべり(大声では喋らない)、笑顔のお食事会となっていました。  
 「作っている最中の会話も楽しくて、この会にはまりました」と笑顔いっぱい。

5.利用者の声
 北広島社会福祉協議会、北広島市南高齢者支援センター、星槎道都大学と横の連携体制をうまく活用して実施しています。
○愚痴をこぼせる場所が欲しかった。
○サロンの日が決まると、目標としての張りが生まれる。
○みんなと話が出来るし、人の話を聞いているだけでも楽しい。
○家では一人なので、刺激がある。
○知らない情報が得られる。
○寝たきり、ボケにはなりたくない。

6.見えてきた課題と展望
 会員は、「良いところが出来たね」「次回も参加しよう」と楽しく参加しています。
 役員として、令和3年4月から助成金のない世界を意識しながら会員との相談の場を作っていますが、現時点(令和2年11月)では決定打は有りませんが、参加者の継続要望が強いのと、居場所づくりが出来たことの達成感もあり、継続していきたい。

7.継続に向けての取り組み
 健康を維持するには運動が重要なことは判っています。しかし、それ以上に人と人との繋がりが、より最も強い健康効果があるとテレビでやっていました。
 参加者と「つながり」の大切さを話し合い、健康で長寿のためにこの会を続けていくことと決めました。
 今までは、口コミを中心に会員拡大していましたが、今後は会場である「団地住民センター」の掲示板掲載や社協の活動の中でのPRなど外部の力も積極的にお借りしていきたいと思っています。



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